以前、夫の祖父の秀逸な年賀状についてご紹介しました。

>>夫の祖父の年賀状。切実過ぎる内容


その祖父が、先日亡くなりました。

私の採卵日の数日前のことです。夫の方には実家から一報が届いたそうですが、手術前の私に心配をかけさせないようトト子ちゃんにはまだ伝えなくていいから、と言われたそうでつい最近その事実を知りました。

原因は、胃がんでした。

強い腹痛を感じ、病院に搬送されてから末期の胃がんだと診断され、搬送されてからわずか3日で亡くなりました。

きっと、ずっと前から痛みを感じていたんだと思います。

すぐにモルヒネを投与したぐらいなので、相当耐えていたのだと思います。


祖父は、ほとんど寝たきりの妻との二人暮らし。老々介護でした。

きっと、自分が面倒をみなければ、という意識があり病院に行かなかったんじゃないかな。



祖父は遺言状を残しており、葬儀の方法や埋葬についてなど詳細に記されていました。
(お墓も事前に購入されており、そこに埋葬するよう書かれていました)


遺言状には、

 ・遠方にいる孫や親戚は葬儀に呼ばないこと(大変だから)
 ・香典などの金品類は親族であっても受け取らないこと
 ・葬儀は家族で質素に行うこと

などが記載されていたそうです。

祖父は、パソコンを使いこなすスーパー90歳OVERおじいちゃんでした。

遺品整理の際、一番パソコンに詳しい私の夫が祖父のパソコンをチェックしました。

そこには、90歳以上とは思えないほどのしっかりとした自己管理の様子や、自身の死後の処理方法などが細かくワードやエクセルにまとめられていたそうです。

例えば、

 ・現在住んでいる自宅(持家)の売却について
 ・新聞が2日以上宅配BOXにたまっていたら、通報してもらうこと
 ・何かあったとき、すぐに自宅に入れるよう信用できる近隣の人に鍵を託していたこと

などです。

私はこの内容を見て、祖父は自分の病気を分かっていたのではないかと思いました。

祖父は、ゼネコン系でずっと働いており、80歳近くになっても相談役として会社に顔を出していた方だと聞いています。

インターネットもパソコンも使いこなし、世の中の政治経済の動きについてもくまなくチェックしていたのだと私は想像しています。


祖父の年賀状に書いてあった、

人工知能(AI)がより賢くなり いまある職業がどんどん
ロボットに奪われる
乗り遅れないように お元気で


という言葉。

祖父は、AIやロボットに支配されることなく、それらをうまく操る側として生き抜いたのです。

「かっこいい」なんて言葉では表せない・・・

だけど、

かっこいい生き様を見せてもらったと感じました。

夫と結婚し、祖父が私の親族となって3年とちょっとしか経っていませんが、彼と近い存在になれたことを誇りに思います。

私たちの結婚式に、遠方から出席してくれた祖父。

身長は180cm近くあり、背筋がスッと伸びたすてきなおじい様でした。

結婚式の日にしか会うことができず、バタバタしていたので出席していただいたことにお礼をする程度の挨拶しかできませんでした。

もっとお話したかった・・・

もっと秀逸な年賀状を見続けたかった・・・

悔しい想いを感じ、でも何もできない自分に歯痒さを感じます。



採卵手術の時、私は自分の苦しみのことしか頭になかった。

でも、苦しんでいるのは自分だけではなく、この世に同じように、いや、それ以上に苦しんでいる人も多くいることを忘れてはいけないと思いました。



祖父だけでなく、誰かを失って悲しんでいる方。

失ったことではなく、出会えたこと、生きていたということを忘れずに生きていきませんか?

そして、悲しいという想いは心に押し込めず、

「悲しい!悲しくて悲しくて仕方がない!」

と、周りに伝えてください。とことん、悲しみまくらないと、きっと思い出にはならない気がする・・・


友人を失った悲しみと、いつでも一緒だと誓った「ワイルドスピード」で使われた歌をご紹介しいます。





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